だまりとれて−


エースが大きな口を開けて料理をたいらげていく姿を、は両手で頬杖をつきながら面白そうに見つめている。
不意にふっと笑ったをエースは頬袋を膨らましたまま不思議そうに見返した。

「なんだ?さっきからじっと見て」
「エースって、シてる時と同じ顔でご飯食べるなぁと思って」

にっこり笑顔で告げられた言葉にエースは盛大に吹き出した。
先程終えたばかりの情事が頭を過る。

「ゲェホッ!ゴホッ・・・・!いきなりなんつーこと言いだすんだ!」
「エースは三大欲求に素直だよね〜。食べる、寝る、する、全部幸せそうだもん」

イタズラっぽく笑うをエースが赤い顔で小突くと、いっそうおかしそうに笑った。


食べ終わって満足気に腹を擦ると、がじぃーっとそこに視線を注いだ。
そしてエースの腹に手を伸ばすと口を尖らせる。

「ずるーい!こんなに食べたのに全然お腹でてないなんて。やっぱ腹筋あるからかなぁ?」

仕舞いにはトレーナーを持ち上げて腹筋を撫で回しはじめる。
そんなをエースはにっと笑って引き寄せた。

「どれっ、の腹も確かめてやる!」
「ぎゃー!やだやだっ食後のお腹なんて触んないでよ!」
が先に触ったんじゃねェか。うりゃうりゃ!」
「ちょっ・・・!あははははっ!くすぐったいって!やめっ・・・!きゃはははっ!」

膝のうえにを抱っこして体中くすぐるエースには堪らず身を捩った。
笑いながら悶絶するにエースはまいったか!?と満足そうに笑った。

「んもー、バカエース!罰として皿洗いしなさい!」
「え〜!?いいよ」

不平の声を上げたわりには素直に承諾したエースには思わず笑った。


エースがシンクに向かってかちゃかちゃと皿を洗う様子を始めはじいっと眺めていただったが
急に立ち上がりぱたぱたと近づくと後ろからぎゅっと抱きついた。

「お?どした、?」
「・・・やっぱ私もやる」
「ぷっ・・・なんだ、寂しくなったのか?」

甘えるようにしがみつくにエースは破顔した。
手が泡だらけで抱き締められないことを残念に思いながら。


皿洗いが終わるとは布団を取り込みにベランダへと駆けていった。

「ふおっ、重っ!つぶれる〜」
布団に押しつぶされそうになりながらよたよたしているを見てエースがげらげらと笑う。

力ねぇなァ」
「か弱いって言って!っていうか手伝ってよぉ〜」

むくれるにくくくっと笑いを噛み殺しながらふわりと布団を取ってやる。
干したての布団からは太陽の匂いがした。

下ろした布団にはまふっと飛び付き、ごろごろと気持ち良さそうに寝転がった。
「ん〜きもち〜・・・」
「あーあ、干したばっかなのに」
「んふふ〜、だってこれエースの匂いがするんだもん」

嬉しそうに目を細めるにエースはたまらない愛しさを感じる。

「んな可愛いこと言ってっと知らねェぞ〜?」

隣に一緒に寝転がると、を捕まえて顔中にキスを降らす。
くすくす笑いながら身を捩るを抱き枕のようにぎゅっと抱きしめた。

頬を両手で包み込み顔を覗き込むとは少し赤くなった。

「うわっ、エースがエッチな顔してる!」
「しっしっしっ、おれは欲求に素直らしいからな」
「スケベー!」
「何をいまさらっ」

にかっと笑うエースにつられるようにも笑った。

抱きついたエースの体からはやっぱりお日さまの匂いがした。







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 恋人とじゃれるイメージだったのになんかひたすらいちゃついてるだけになってしまった・・・あれー?